こんにちは!調剤薬局で薬剤師をしている やまち です
早速ですが、女性のみなさまに質問です!
「生理痛がひどく、市販の痛み止めが手離せない」
「仕事もままならないほどのだるさがある」
「生理前のイライラがコントロールできない」
といった症状に苦しんでいませんか?
多くの方の悩みかと思いますが、本来の正しい生理は
生理痛や生理前のイライラがほとんどないものなのです!
この記事を最後まで読めば
- あなたの生理の症状の原因
- 原因を解決してくれる食材
がわかるようになるので
正しい生理を迎えることができるようになりますよ!
痛みの原因
中医学において、痛みが起きる原因は2つあります。
- 気血津液(きけつしんえき)など身体に必要な物質の巡りが悪いために起きる痛み
- 子宮における栄養状態が悪いために起きる痛み
それぞれ冷え、ストレス、食生活の不摂生、過労、加齢、慢性病などにより生じ
中医学ではその原因を解決することで、生理痛はもちろんのこと
痛みが起きやすい体質を改善していきます。
中医学体質別治療法
それでは、あなたの症状が以下のどの体質に当てはまるか見ていきましょう!
気滞血瘀(きたいけつお)体質
- 痛みは生理前~生理前半に多い
- 生理前の胸の張りや痛み
- イライラなどPMSの症状が強い
- 生理にツブツブした塊がある
随伴症状:肩こり、頭痛、イライラ、憂うつ感、喉のつまり、便秘など。
ストレスなどの精神刺激により、気の巡りが停滞して血行不良となっています
オススメ食材
ホタテ、アサリ、シジミなどの貝類、苦瓜
柚子、ミントなどの柑橘類や香り野菜、ローズレッド茶
ウナギ、タコ、にら、しいたけ、桃、梅、アボカド
湿熱阻滞(しつねつそたい)体質
- 痛みは生理前~生理前半に多い
- 下腹部や陰部に灼熱感を感じる
- 生理の量は多い
- 生理の質は粘っこい
随伴症状:
おりものは日頃から黄色っぽく粘りがあり臭いがある
陰部の痒み、乳房や脇の脹った痛み、のぼせ、
口の渇き、口臭、多汗、尿が黄色など。
体内に余分な水分と熱が一緒に滞ることでドロドロ血となり
血の流れが停滞しやすくなっています
オススメ食材
ハトムギ、とうもろこし、冬瓜、緑豆、きゅうり、クチナシの実
寒湿血瘀(かんぎょうけつお)体質
- 痛みは生理前~生理前半に多い
- 痛みが強い、温めると一時的に軽減する
- 生理の色は暗く塊が多い
- 生理周期が長め
随伴症状:おりものは白く透明で多い、筋肉のひきつり、寒がり、手足の冷え、むくみなど。
冷えにより血の巡りが滞り、痛みが起きやすくなっています
オススメ食材
ネギ、生姜、シナモン、紫蘇、玉ねぎ、ニンニク、山椒、ニラ、酢
唐辛子、海老、肉類(ラム肉、牛肉)、栗、ココア
気血両虚(きけつりょうきょ)体質
- 生理痛は生理後半に多い、揉むと一時的に軽減する
- 生理の色は薄い
随伴症状:倦怠感、食欲不振、不眠、顔色が白い、めまい、眼精疲労、動悸、脱毛など。
身体のエネルギーとなる気や体内に栄養を与える血(けつ)が不足して血流が滞っています。
オススメ食材
豆腐などの大豆製品、卵、いんげん豆、山芋、人参、ほうれん草
サツマイモ、かぼちゃ、トウモロコシ、米
クコの実、ブルーベリー、いちご、レバー、小松菜、黒ゴマ、黒豆、ひじき、きくらげ
肝腎陰虚(かんじんいんきょ)体質
- 生理痛は生理後半に多い、揉むと一時的に軽減する
- 生理の色は暗く量は少ない
- 生理周期は不安定になりやすい
随伴症状:足腰がだるい、倦怠感、目の疲れ、筋肉のつり、便秘、ほてり、イライラなど。
女性ホルモンの働きが低下して子宮に栄養が行き届かず、血の流れが滞っています。
オススメ食材
黒豆、黒きくらげ、アスパラガス、山芋、卵、人参、ほうれん草
まとめ
いかがでしたか?
あなたの体質のオススメ食材を摂れば、それはもう立派な薬膳です!
続けていけば原因を根本から解決していくので
生理の症状以外も改善していきますよ。
それが薬膳の魅力なのです!
大事なポイントは
- 気血津液(きけつしんえき)をしっかり巡らせる
- 子宮の栄養状態を良くする
ということです
ストレッチや軽い運動、毎日の入浴や温かい飲み物、しっかりとした防寒
なども意識してみてくださいね!
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